こんにちは。りょうこです♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015年7月13日

ウズベキスタン・ブハラ

 

 

 

 

unhuman.hatenablog.com

 

前回の続きです。

 

 

 

 

 

 

ポルトガル人のペテロ。

 

彼はスマートフォンやパソコン等の情報機器をまったく持たずに旅しており、ここブハラ旧市街の地図すら持っていませんでした。

 

 

インターネットがなくてどうやって旅するのでしょう。

 

『なに、こうやって人に聞いて回るのさ。』

 

 

 

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また一人、ユニークな人に出会いました。

 

 

 

 

 

 

 

彼はバイクで地球半周をしていました。

道中の寝床はもっぱらテントか現地の人の家。

いまどき地図もパソコンも持たないで旅するなんて、ばかげていると思うのが普通です。

 

 

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ここウズベキスタンでは、ロードバイクで旅する人を大勢見てきました。彼らは野宿をしながら各都市を渡って行きます。

春や秋のパミール高原は雪が降って運転できなくなるので、わざわざこの酷暑の時期にここを通過するのだそう…。

 

 

 

 

 

 

 

 

ペテロは私の『地球の歩き方』をペラペラとめくり、目当ての遺跡の写真を指差しました。

 

 

 

ブハラのオールドタウンは、それぞれの遺跡同士が歩いて回れるほどにかたまって建っています。そのエリア一帯は世界文化遺産に登録されています。

 

 

 

私はブハラの暑さにすでに参っていましたが、遺跡群は何一つ見ていなかったので、

近くの遺跡くらいなら、とペテロに地図を持たせ、観光することにしました。

 

 

 

 

 

 

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私達は1時間半ほど観光しました。

オールドタウンの道のりは、それはもう細く迷路のようで、

ある時は売店の女性に、またある時は道端の子供に訪ねながら歩きました。

 

 

 

チョル・ミナルの門の閉まっている事には二人して肩を落とし、

カラーン・ミナレットでは塔と彼を見上げたアングルの写真を撮りました。

 

 

 

 

 

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ペテロはブハラの街をとてもとても気に入っていました。

 

対して私は、暑さで徐々に観光する力をなくしていきました。

昨日まで寝込んでいた私は、食欲がまだ戻っていませんでした。

強すぎる西日に目まいがします。1時間前に買ったばかりのペットボトルの水は、とっくにお湯になっています…。

 

 

 

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ペテロはイスマイール・サーマーニ廟のページを差しました。

次はここ、ここに行きたい!と楽しそうなペテロ。

 

しかしそこは、今いる場所から少し離れています。徒歩20分はかかるでしょうか。

私はもう疲れてしまって歩けません。

 

彼は納得しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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(なに、こうやって人に聞いて回るのさ。)

 

 

 

 

面白い人だと思いました。友達になりたいタイプの人だなとも思いましたし、彼の旅のエピソードを色々と聞いてみたかったです。

 

しかしこの猛烈な暑さが、好奇心もやる気も心の余裕をも私から奪い去っていました。

 

私は急に嫌味な気持ちになりました。

 

(もう、一人で観光して。)

 

私はガイドブックの地図のページに手をかけました。

破かれそうなページを見、彼は慌てて止めました。

『僕は明日にはここを発つから、発つからいらないよ!』

 

問題ありません。私のスマートフォンには地図のデータが入っています。

 

乾いた風に煽られながら、ビリリと音を立ててページは破かれました。

日本語で書かれたイスマイール・サーマーニ廟の印に爪で痕を付けました。

 

 

 

 

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私はやっと宿の近くに戻って来、売店でサイダーを買いました。

ジュースなど日本ではほとんど、旅でも普段買いません。

 

 

冷たいサイダーの炭酸に冷やされながら、少し落ち着いた私は、

さっきのペテロには嫌味な事をしてしまったな、と気がついたのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ryoko.